「えー、そんなに長いあいだ、学校やすみだったんだ・・・」
「ハパも会社に行かなくてもよかったんだ。」
「へえー、いいなぁ」
「いやいや、世界中が大変だったんだよ。」
やがてはこのように懐かしい思い出になることでしょう。1日も早く、そうならんことを願いたいですね。
今年の10大ニュースは、新型コロナウイルス関連で独占でしょうが、年末までには明るい話題や言葉が登場することを期待しています。
ということで、新型コロナウイルス関連した言葉を記録していきます。代表的な言葉で、適宜追加されます。
なお、以下の言葉の説明は、新型コロナウイルス関連で使われる場合の意味を示しています。クラスターなど、他の用途では、異なった意味になる場合があります。
ウイルスとその感染症
新型コロナウイルス:2019年末、中国の武漢市を中心に出現したウイルス。感染力が強く、肺炎などの症状を引き起こします。
SARS-CoV-2 :国際ウイルス分類委員会が定めた新型コロナウイルスの名称。SARSを引き起こすウイルスの姉妹種であるとしています。
covid-19:WHOが定めた、新型コロナウイルス感染症の名称。「CoronaVirus Disease, 2019」(2019年に発生した新型コロナウイルスによる病気)を意味しています。
PCR検査:感染しているかどうか、ウイルスのDNAを増幅して調べる検査方法。Polymerase Chain Reaction(ポリメラーゼ連鎖反応)の略です。
流行に関連した言葉
パンデミック:世界的に大流行すること。
クラスター:新型コロナウイルス感染者の集団のこと。
オーバーシュート:爆発的に感染者が増えること。感染爆発とも。
ロックダウン:都市封鎖の意味。
3密:「密閉」「密集」「密接」のこと。感染防止のため、 換気の悪い密閉空間、多数が集まる密集場所、間近で会話や発声をする密接場面をさけるよう呼びかけられている指針。
濃厚接触:感染者と比較的密に接触すること。その条件は変化します。
外出自粛関連
緊急事態宣言:2020年3月に成立した新型コロナウイルス対策の特別措置法に基づき、総理大臣行う宣言のこと。都道府県知事が外出の自粛や学校の休校などの要請や指示が可能になりますが、強制力はありません。
ステイホーム:感染者が増えることを防ぐために不要不急の外出を避け、家にいること。またはそのプロジェクト。
巣ごもり消費:宅配など、自宅で過ごすことにより増えた消費行動。
「人との接触機会の8割の削減」のための10のポイント:4月22日、政府の新型コロナウイルス感染症対策専門家会議が紹介しました。
オンライン帰省やオンライン飲み会などの言葉が登場しています。
医療・薬剤など
医療崩壊:感染症患者が急増して病院の対応能力を超え、機能不全を起こした状態。
アビガン:新型コロナウイルス感染症に有効とされる富士フィルム富山化学の抗ウイルス薬の商品名。成分名は、ファビピラビル。
経済的なこと
コロナショック:世界的な新型コロナウィルスの感染拡大に伴い生じた世界経済への悪影響。リーマンショックと共に、その影響、対策や効果が語り継がれることでしょう。
テレワーク:在宅勤務など、時間や場所の制約を受けずに働くこと。
政府の対応
アベノマスク:感染防止策として、政府が全世帯に2枚ずつ配布する布マスク。約466億円かかり、費用対効果などから揶揄された言葉。
10万円一律給付:住民基本台帳に記載されているすべての人に、10万円を給付する緊急経済対策。
その他
東京オリンピック2020:2021年夏に延期されましたが、表記は2020のままです。
アマビエ(アマビヱ):日本に伝わる半人半魚の妖怪。新型コロナウイルス感染拡大を防ぐことを祈願されています。
左は、アマビエの出現を伝える瓦版の一部(1846年5月上旬、江戸時代後期の刊行)。Wikipedia より。右は、十野七さんによるイラストACからのイラスト 。

