続けておわら風の盆、今町にある聞名寺(もんみょうじ)から。
ここは高い位置にある本堂で踊っていたので、たくさんの観光客越しになんとか撮れました。
なお、ここの踊り手は、越中八尾おわら保存会ではなく、越中八尾おわら道場がらみの人たちです。八尾町以外の人も参加できて、年齢制限はありません。
男性の背中には、紋の代わりに「浄心」(みほとけ様のこころ)の文字が見えます。
聞名寺の周りにはたくさんの屋台が出ていて、親子連れなどに人気でした。たこ焼きには行列も♪
聞名寺のおわら
紫の着物が明かりに映えます。
男女が2重になっています。
背中には、「浄心」の文字が見えます。
踊り終了後の挨拶。衣裳にあるように、踊っているのは、「聞名寺 風の盆講中」の方々です。「講中」とは信仰を共にする仲間のことです。
あとがき
越中八尾おわら保存会と越中八尾おわら道場については、以下で紹介されています。保存会が八尾出身でなければ参加できないのに対し、道場は県外でも参加できます。
民俗芸能における真正性と伝承方法に対する一考察
田 邊 元、現代民俗学研究、第6 号(2014 年3 月)
また、風の盆|浄土真宗本願寺派 桐野山聞名寺では、おわらの「風の盆」を「風封じ」や「豊作祈願」と説明するのは、正しい解釈ではないとあります。