光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

聞名寺のおわら:おわら風の盆_2024(2)

続けておわら風の盆、今町にある聞名寺(もんみょうじ)から。

 

ここは高い位置にある本堂で踊っていたので、たくさんの観光客越しになんとか撮れました。

 

なお、ここの踊り手は、越中八尾おわら保存会ではなく、越中八尾おわら道場がらみの人たちです。八尾町以外の人も参加できて、年齢制限はありません。

 

男性の背中には、紋の代わりに「浄心」(みほとけ様のこころ)の文字が見えます。

 

聞名寺の周りにはたくさんの屋台が出ていて、親子連れなどに人気でした。たこ焼きには行列も♪

 

聞名寺のおわら

紫の着物が明かりに映えます。

 

 

男女が2重になっています。

 

 

背中には、「浄心」の文字が見えます。

 

 

踊り終了後の挨拶。衣裳にあるように、踊っているのは、「聞名寺 風の盆講中」の方々です。「講中」とは信仰を共にする仲間のことです。

 

あとがき

越中八尾おわら保存会と越中八尾おわら道場については、以下で紹介されています。保存会が八尾出身でなければ参加できないのに対し、道場は県外でも参加できます。

 

 民俗芸能における真正性と伝承方法に対する一考察 

 田 邊  元、現代民俗学研究、第6 号(2014 年3 月) 

 

 

また、風の盆|浄土真宗本願寺派 桐野山聞名寺では、おわらの「風の盆」を「風封じ」や「豊作祈願」と説明するのは、正しい解釈ではないとあります。