光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

汗をふくのに使いたいくらい:ハンカチの木

こんばんは♪ 今日は暑い日でした。汗を拭くのに、厚めのハンカチとかタオルが必要になる季節ですね。

 

で、写真は、ハンカチの木。ひらひらしてて、白いハンカチに見えるのは、苞(ほう)で葉が変形したものです。薄すぎて、汗を拭くのにはとても使えそうもありません(笑)。

 

ハンカチノキDavidia involucrata

中国の四川省・雲南省付近原産の落葉樹。茶色の球が花びらのない小さな花の集まり(花序)です。その周りを包むようなのが、白い大きな2枚の苞(葉が変形したもの)で、垂れ下がりハンカチのように見えます。花序には、雄花だけからなる雄花序と、一個の雌花のまわりを多数の雄花が取り囲む両性の花序があります。両性花は受粉して、秋には硬い果実をつけます。

 

苞は2枚。ちなみにハナミズキの花びらのように見えるのも苞で、こちらは4枚です。

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茶色の球が花びらのない小さな花の集まり(花序)。小さな雌花が見えるので、両性花ですね。周りを包む黄色いハンカチ()はしだいに白くなります。

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玉が開いて花が咲いてきました。めしべがいないようなので、おしべだけの雄花序ですね。

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