岐阜県白川村にある世界遺産・合掌造り集落の「白川郷ライトアップ」は次回から予約制にするそうです。
2019年からは駐車場をⅠ台4千円の予約制にして実施していたのですが、タクシーや徒歩で訪れる、料金を払わない観光客が増えていたとか。
そこで、来年は駐車料金を5~6千円に値上げし、予約した車の乗客一人一人にチケットを配布して管理することでオーバーツーリズムに対応し、快適に見学できるようにするそうです。
おわら風の盆の場合
先日行われたおわら風の盆も、祭りの持続性やオーバーツーリズムの問題が報道されています。
今年はNHK-BSの生放送で全国放送されました。人気に乗っかって、諏訪町通りや鏡町の男女混合踊りにスポットを当てていました。
前から人気スポットだったこともあり、SNSでは、似たような写真があふれています。来年は、それらの見学スポットはより加熱しそうで、見学や写真撮影は混乱しそうです。
「おわら踊りの傘着てござれ 忍ぶ夜道は月明かり」 たもとに書かれた歌詞です。
比較的空いていた東町の町流しで。
白川郷のニュースにもありますが、駐車場を使わないなら、地元の八尾町では1円も使わない「料金を払わない観光客」になることも可能です。
また、おわらを踊る町はいくつもあり、祭りの多様性を体験する工夫や、白川郷のように観光客を管理する仕組みが必要かもしれません。
そこで、私の案です(笑)。
1)諏訪町と鏡町の入場は有料(1日1000円程度)とし、入場者はネームプレートをつける
2)おたや階段とその反対側などの有名スポットは入れ替え制で、追加で1回1000円とする
3)人気の男女混合踊りなどは、混乱を避けるため、写真撮影の機会を増やす。具体的には、踊り子がある程度の時間ポーズをとる、無料の写真撮影コーナーを設ける
写真は東町の地方衆。