光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

おしべの中からめしべが登場:ひまわり

こんばんは♪ 夏の花のヒマワリ、早くから咲いている畑ではそろそろ、種をつけ始める頃ですね。

 

このひまわり、一つの大きな花のように見えますが、たくさんの花が集まった花ですね。キク科の特徴で、頭状花序です。

 

外側にある大きな黄色い花びらをつけた花が舌状花で、内側に花びらがない筒状花があります。

 

舌状花では、おしべの中からめしべが登場する雄性先熟で、自家受粉を防いでいるのです。めしべの柱頭、ハートに見えますね。

 

写真は、富山県立大と射水市塚越で。

 

大きな花びらの舌状花

外側の大きくて目立つ舌状花がミツバチを呼び寄せます。

 

 

足は花粉まみれ。

 

 

飛んでるミツバチの撮影は難しい。。。

 

 

内側にある花びらがない筒状花

外側から咲いてきます。

 

 

筒状花は最初に長い筒状のおしべを出します。おしべの先端にある葯には、花粉が入っています。 

 

 

おしべの筒の内部にはめしべのツボミが入っていて、 おしべが花粉を出すころになるとめしべの花柱が伸びだします。おしべの葯の位置よりも高く伸びてから 柱頭を開き受粉します。めしべの柱頭、ハートに見えますね。

おしべ、めしべの順に成長する雄性先熟で自家受粉を防いでいるのですね。

 

 

こちらは受粉が終わった状態で、柱頭が枯れてくずれています。子房はやがて種子になります。

 

 

真ん中の花まで受粉が終わった状態。種が膨らみ花は重くなり、うなだれています。