光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

自家受粉を避ける工夫:キキョウ

おはようございます♪ 今日は朝から土砂降りのような雨です。庭に水まきをしなくてもいい日がずいぶん続いてます。

 

キキョウが咲く頃になりました。秋の七草のひとつですが、実際は、梅雨頃から初秋まで咲きます。

 

この花、自家受粉を避けるため、同じ花では、おしべとめしべの成熟時期が違うんですね。

 

雨上がり、雨滴が残ってました。

 

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ツボミの頃

右下に見える小さなツボミも、やがてふくらみ青紫に色づいてきます。

 

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雄花期

雌雄同花ですが、自家受粉を避けるため、雄花期と雌花期があり、雄しべが先に成熟する雄性先熟です。

おしべから白っぽい花粉が出ていますが、、めしべの柱頭はまだ閉じたままで、自家受粉できません。

 

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雌花期

咲き進むと、ヒトデのようにめしべが開きます。

おしべのは大きく開いて枯れてしまい、花粉はありません。

一方、めしべの柱頭が5つに分かれて開き、他の花の花粉を待ち受けています。短い毛がびっしりですね。

 

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後ろ姿

隅から隅まで、鮮やかな青紫ですね。

 

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