こんばんは♪ 写真は、アーベントロートに続いて現れる美しい風景。1/6と1/8の撮影です。
空気が澄んだ冬、太陽と反対側、ピンクのグラデーションがかかった空と、うっすら浮かび上がる白い山々は絶景ですね。
ピンクの部分はビーナスベルトと呼ばれています。その下に見える濃い青は地球影(ちきゅうえい)ですね。
詳しくは以下で解説されています。
地球影とビーナスベルト
下は日没後の図。南極から地軸に沿って北極を見ている方向での地球の断面です。
太陽光が左から当たると、地球の反対側は暗くなり、投影されるものがあると影が映ります。図では、大気に地球の影が投影されています。観測点から見えるのは、地平線までの青い色の円弧の部分です。これが、地球影(Earth's shadow)になります。夜の色である深い青ですね。
空の青い部分と地球影の間がビーナスベルト(Belt of Venus)です。日があたり、まだ青い上の空の青と夕焼けの赤が混ざりピンク色になります。
地球は右回りですが、逆の場合は朝焼けになります。
ビーナスベルトの語源
Belt of Venus - Wikipedia によると、ギリシア神話の女神・アフロディーテがつけていた帯(ケストゥス、cestus)に由来します。その帯には、恋情をそそる飾りがついていたそうです。その女神は、ローマ神話でのビーナスに相当するとされています。
そのままだと、アフロディーテベルトになるところですが、より知られたビーナスにしたのでしょう。
ビーナスベルトと地球影
こちらは1/6、常願寺川公園の南端あたりでの撮影です。ビーナスベルトと地球影が見られます。
夕焼けの赤と上の空の青が混ざって、中間の空はピンク色となるビーナスベルトです。
太陽の沈む角度が関係するのでしょう、ビーナスベルトはやや右下がりに傾いています。
左の稜線近くの青い部分は地球影で、やがての夜の色です。
17時2分、刻々と変わる空のグラデーション。下の青が多くなってきました。
17時4分。白い山肌はしっかり見えます。
17時16分、薄暗くなってビーナスベルトは消えたようです。明るい星も見え始めました。
ビーナスベルトの水鏡
こちらは1/8,17時3分。ビーナスベルトと地球影がみえます。
17時5分、地球影のブルーが増えてきました。
17時6分、ビーナスベルトは薄くなってきました。