おはようございます♪ 今日も晴れて暑くなりそうです。
夏も終りですが、今年も大きな花火大会はすべて中止。なので、ささやかに、線香花火を(笑)。
線香花火にあるという4つの段階、「蕾」、「牡丹」、「松葉」、「散り菊」をそれぞれ撮ってました。
安い中国産は長持ちしないなど、何かと問題があるようです。今回、2つの国産品を比較してみました。
安い方は、途中でポトンの場合も多いのですが、本数が多いので、それなりに楽しめますね。
2つの国産品を比較
使ったのは、純国産で手作りの線香花火、 福岡にある筒井時正玩具花火製造所の「蕾/つぼみ」と、純国産の三州火工「新牡丹桜」です。前者は8本で税込み1100円、後者は20本で1580円でした。
「蕾」は、失敗がほとんどありませんでした。終盤、玉が小さくなってから「散り菊」が見ものです。ただし、8本に1-2本程度、完全に最後まで美しく散りませんでした。
一方、「新牡丹桜」は、10本に2本程度、早い段階で落下しました。「松葉」はより豪快ですが、時間的には短めです。「散り菊」らしい時間はありませんでした。
最後までうまくいく確率はやや低めですが、より火花が大きく華やかな「新牡丹桜」で十分な気がしますね。
なお、買ってから使用するまで、湿気を防ぐために、カメラ用のドライボックスに保管しておきました(笑)。
撮影条件: F5.6、ISO400、バルブ撮影で、NDフィルターはなしです。
筒井時正・「蕾」
一年を通して楽しめるように、春夏秋冬をイメージした4色で、桃色・水色・橙色・白色の各色2本ずつ計8本入っています。
紙縒り(線香花火)をモチーフにしたパッケージに入っています。
三州火工・「新牡丹桜」
こちらは20本入りです。安いので撮影の練習に使いました(笑)。
比較結果
「蕾」
失敗がほとんどありませんでした。「松葉」は控えめな火花で、終盤、玉が小さくなってからの「散り菊」が見ものです。ただし、8本に2本、完全に最後まで行かず、途中で消えてしまいました。
「新牡丹桜」
10本に2本程度、早い段階で落下しました。「松葉」はより豪快ですが、時間的には短めです。「散り菊」らしい時間はありませんでした。
値段のことを考えると、途中で失敗する確率は高めなんですが、「新牡丹桜」で十分な気がしますね。より火花が大きく華やかですし。
線香花火の一生
ここからは、線香花火を人の一生にたとえ、4段階(「蕾」、「牡丹」、「松葉」、「散り菊」)の花火の様子です。国産線香花火の特徴を参考にしました。
「蕾」
火をつけると、最初の紙などが燃えていき、玉だけになっていきます。玉がどんどん大きくふくらむ様子から、花を咲かせる前の蕾にたとえられています。
ここで揺らしたりすると、ぽとりと落ちて、残念・・・・ということになります。
こちらは「新牡丹桜」の「蕾」。露出は2秒です。
「牡丹」
静かな玉から、やがてパチッ、パチッと火花が散り出します。「牡丹」と呼ばれる頃です。火花の間隔は、徐々に短くなっていきます。
「蕾」の「牡丹」。露出は2秒です。中心の玉は裸電球のようですね。
「松葉」
やがて勢いを増し、「松葉」のように次々と長い火花が飛び出します。最も勢いのある時期です。
「蕾」の「松葉」はそれほどでもありません。露出は3秒です。
「新牡丹桜」の「松葉」は豪快です。露出は4秒です。
「新牡丹桜」の「松葉」。意外と遠くまで飛びます。露出は5秒です。
「新牡丹桜」の「松葉」。露出は2秒です。
「散り菊」
いったん火花がおさまって、やがて、一本一本思いだしたように火花が散る「散り菊」。そして火の玉は小さくなって線香花火の一生は終わるのです。
「蕾」の「散り菊」は美しいラインを描き、比較的長い時間楽しめます。露出は8秒です。
「新牡丹桜」は「散り菊」がほとんどありません。