桜は風が吹くから散るのではなく、散る時が来たから散るんですね。
花びらが散る仕組み
1)受粉が終わるなど、植物自身が「もう花びらは必要ないな」と判断すると、花びらの付け根にある花托に離層という細胞層を形成します。老化ホルモン(エチレン)が関与している花もあるようです(末尾の参考参照)。
2)離層では、酵素の働きにより、花びらを接着している細胞間物質を分解します。
3)それにより、花びらは花托から離脱します。
なので、よほどの強風でも吹かない限り、咲いている盛りに散ることはありません。
その代り、散る頃になって風が吹くと桜吹雪です。しばらく待ってましたが、帰ろうとした瞬間に、少し吹雪いてくれました。県の森林研究所で。
こちらは、揖斐度(いびど)4号。サトザクラは花びらが多いだけに、桜吹雪も豪華なんですが、今回はちょっとだけ。
揖斐度(いびど)4号。足元にも花びらが。
こちらは「関山」でしょうか。少しだけ舞ってくれました。
参考
花びらが落ちる仕組み、花の不思議にせまる - 農研機構(pdf)p.21