光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

初夏の浜辺に咲く花は

おはようございます♪ 今日は雨模様。

 

夏らしくなってきた岩瀬浜の浜辺に咲く花は、ハマヒルガオにムシトリナデシコなど。

 

決してバラのような華やかさはないのですが、個性的な花を咲かせています。

 

不思議なのは、話し合いでもしたかのように、それぞれに咲く場所を棲み分けていること。ほとんど混在することはない、見事なパッチワークです。

 

初夏の岩瀬浜に咲く花

一番海に近いところに咲くのは、ハマボウフウ。プロッコリーのようです(笑)。太い根を地中深く伸ばしています。

 

 

ハマヒルガオ。対岸は滑川方面です。朝咲いて夕方にはしぼむ一日花とは思えないほどの、たくさんの花です。地下茎が発達し、葉は暑く光沢があり、暑さから身を守っています。

 

 

ムシトリナデシコ。茎の上の方はネバネバで、虫をくっつけて捕るようです。

 

 

わずかですが、ハマナスも咲いてました。ここでハマナスの花を見たのは初めてです。3つほどしか咲いていませんでした。一日花なので、今まで出会えなかったのでしょうか。

 

 

駆除対象の特定外来生物、オオキンケイギクは少しだけ。

 

 

あとがき

浜辺では、海から陸へと環境は急激に変化するので、比較的狭い範囲にさまざまな群落が生じます。このように植生が帯状に変化することを、砂浜海岸の成帯構造(ゾーネーション)と言うそうです。

一方、アレロパシーといって、植物の中には、なんらかの化学物質を分泌して、他の種の生育を阻害することが知られています。自分たちだけの群落を形成するわけですね。

セイタカアワダチソウやヨモギ、ヒメジョオンの仲間など、多くの植物が他の植物に対する成長阻害物質を分泌していることがわかっているそうです。