こんばんは♪ 今日の日中、久しぶりの雨でしたね。奄美地方は早くも梅雨入りとか。
庭のハナイカダに小さな花が咲いてました。・・ましたというのは、五月上旬の話で、いまでは、何もなくなっています。イカダに乗ってどこかに行ったのでしょう(笑)。
このハナイカダ、なんといっても不思議なのは、葉っぱの真ん中で花が咲くことですね。
ハナイカダ(Helwingia japonica)
ミズキ科の落葉低木。 雌雄異株、オスの木とメスの木が別なんですね。春に葉の中央に1個(雌花)又は複数個(雄花)の花が咲き、秋には黒い実がなります。花は、葉の真ん中を縦に走る葉脈(主脈)上に咲きます。一見、葉の上に花が乗っているようですが、実際は主脈と花柄が合着した結果そのように見えるのです。花が乗った葉を筏に見立てた名前は風流です。
葉の上で花が咲く仕組み
主脈と花柄の合着で、葉の上で花が咲いて見えます。なんのためにこういう苦労をしたのか不思議ですね(笑)。
合着のイメージ
小さな花の写真
花柄が葉の主脈と一体になっているため、葉の真ん中にある葉脈(主脈)は、花のついている位置までは、葉柄のまま太く盛り上がっています。
しかし、花より先端方向になると、か細くなります。花の周囲は、少し緑が濃く見えますね。
我が家の花は5~6個以上咲いているので雄花ですね。雌雄異株で、雌花の木がないので、実がつきません。。。葉っぱの縁は、トゲのようになっています。
花と言ってもまことに地味です。 雄花ばかりたくさん、どれも、イカダとしては定員オーバー気味ですが。