光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

元祖ヒガンバナ:シナヒガンバナ

おはようございます♪ そろそろヒガンバナの季節ですね。

 

日本のヒガンバナは、種をつけず分球で増えます。同一遺伝子のクローンなので、同じ場所では一斉に花をつけますね。このあたり、ソメイヨシノに似ています。

 

一方、写真は、植物園で咲き出したシナヒガンバナ。ヒガンバナの元となった品種です。小ぶりで早咲き、こちらは種をつけ、花の色にも変化があります。

 

 

シナヒガンバナ

シガヒガンバナの学名は、Lycoris radiata var. pumila)で、ヒガンバナ(Lycoris radiata)の変種という意味です。pumila は小さいという意味で、やや小ぶりの花ですね。

シナ・・・のほうが母種なので、変種というのはおかしいのですが。 

 

普通のヒガンバナは、種をつけることが難しい3倍体で、分球で増えます。クローンなので、親と同じ色や形で、同時期に一斉に花をつけます。

一方、シナヒガンバナは、2倍体で種をつけます。色の変化も多いようです。

 

もっとも、普通のヒガンバナの中にも2倍体で種をつけるのもあるようです。種をつけている花を見かけたら、シナ・・かもしれませんね。

 

元祖ヒガンバナ:シナヒガンバナ

見た目は普通のヒガンバナです。開花はやや早めです。

 

 

普通のヒガンバナは影も形もありませんでした。

 

 

6つのつぼみ。6が大好きです。

 

 

ほんとに種をつけるのか観察してみます。