光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

森はどこへ行った?:とやま森の四季彩フォト大賞

こんばんは♪ 雪が降ったりやんだりの日でした。

 

去年、大賞賞金300万円:とやま森の四季彩フォト大賞で紹介した「第8回とやま森の四季彩フォト大賞」の入賞者が発表されましたね。昨日は表彰式も行われたようです。

 

入賞者の皆さん、おめでとうございます。私の知人も入賞していて驚きました。

3年に1回開催され、大賞賞金は300万円ということで、全国から3,143点もの応募があったとされています。

 

ちなみに、綿自身は、紹介しておきながらすっかり忘れて応募はしていません。(笑)。

 

 

ソール・ライターの「足跡」を彷彿とさせる大賞

とやま森の四季彩フォト大賞で入賞作品が紹介されています。

 

大賞作品・「里山の散歩道」は、雪の積もった五百羅漢と富山平野、そんなモノトーンに近い世界で、真っ赤な傘が鮮やかな素晴らしい作品です。

 

雪に赤い傘、上からのぞきこむような構図、米国の写真家、ソール・ライター(Saul Leiter)の「足跡」を彷彿とさせますね。

たまたま今日のNHK教育・日曜美術館で紹介してました。いずれも物語性のあるいい写真です。

 

 

ちなみに、「足跡」は、All about Saul Leiter ソール・ライターのすべて(青幻舎)の表紙を飾っています。

2017年4月に東京で開催されたソール・ライター展にちなんで制作された作品集で、この年に発売されたアートブックとしては一番売れたそうです。

 

 

Footprints, Saul Leiter, 1950

 

 

 

森はどこへ行った?

ここで気になる点が一つ。このコンテスト、撮影地や被写体は富山市に限定されています。

 

そして、タイトルからもわかるように、「緑豊かで美しい「とやまの森」の魅力を、写真を通して広く内外に発信することを目的」とされています。

スポンサー(後援や協賛)には森林組合なども多いようですし(笑)。

 

しかし、写真の中には、必ずしも「森」とは関係なく、「とやまの森の魅力」が伝わってこないようなのもありますね。

 

このコンテストかどうか曖昧なんですが、かつて有峰湖の写真がなにかの賞を取ったときに、有峰湖は人工の湖で自然の森ではないのではないかといった話があったように記憶しています。

その時は、そこまでこだわらなくても、思ったものですが。

 

今後応募する場合

まあ、次回もあるとすれば、今後応募される方、特に「森」にはこだわらず、「とやま四季彩フォト大賞」と考えたほうがいいのかもしれませんね。

 

ちなみに、富山市の現市長の「森」さん、来年春に退任されるようで、次回のコンテストの時の市長さんは、「森」ではなくなります(笑)。