光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

まさに苔色:千巖渓

おはようございます♪ 今日は晴れて暑くなりそうです。

 

タイトルの苔色とは、深みのある渋い緑色のこと。平安時代から親しまれてきた色名ですが、最近ではモスグリーンのほうがわかりやすいですね。

 

君が代にも出てくる苔、わびさびを愛する日本人好みの色合いです。

 

写真は、上市町にある大岩山日石寺の近くにある千巖渓。今回は苔の写真です。

 

2018年には日本蘚苔類学会によって「日本の貴重なコケの森」に選定されています。新たに見つかった種もあるようです。

 

地面だけでなく、樹幹も多くの着生種で覆われています。深い緑に心が落ち着きますね。

 

まさに苔色:千巖渓

びっしりの苔。

 

 

樹幹も苔で覆われています。

 

 

橋の欄干も。

 

 

階段も。

 

 

花筒部が鮮やかな橙色のヨルソケイの花でしょうか、たくさん落ちてました。夕方に開花し芳香を放ちますが、翌朝には落ちてしまいます。

 

 

 

あとがき

選定理由にいろんな苔の種類が登場します。ずいぶんあるんですね。

 

www.bryosoc.org

選定理由:今回の調査により,新たに見つかった種もある.渓谷の岩や崖はほぼ全面が蘚苔類によって覆われ,樹幹も多くの着生種で覆われており,景観として見事な蘚苔類群落が発達している・・・(中略)。このように本地域は景観と蘚苔類相は富山県の低地の渓谷を代表しており,貴重なコケの森に相応しい.