おはようございます♪ 今日も雨の日ですね。
ガクアジサイも終盤になり、小さな両性花が咲いています。
ちなみに、今まで目立って、ちやほやされてきたのは、まわりにある装飾花といわれる花。
一方、真ん中で咲く両性花は、小さくて地味ですが、種をつける花。ガクアジサイにとってはこれが本当の花なんです。
アジサイは、ガク咲きと手まり咲きに大別されます。今回は、ガク咲きのガクアジサイの両性花について紹介します。
ガクアジサイの両性花
ガクアジサイは、真ん中で咲く小さな花(両性花)と、まわりで咲く装飾花からなります。装飾花で花びらに見えるのはガクですね。
真ん中で咲く両性花は、小さな花で、4-5枚の小さな花びらとめしべやおしべがあり、種をつけます(稔性)。
ややこしいことに、装飾花の真ん中にも両性花がありますが、めしべは退化していて種をつけません(不稔性)。
まとめるとこんな感じです。
ガクアジサイ
花の中心部:両性花 結実
花の周囲:装飾花 大きなガク+両性花(めしべ退化、結実しない)
種をつける両性花
ガクアジサイの城ヶ崎です。真ん中で咲くのが両性花で、まわりにある大きな花は装飾花です。
ガクアジサイの伊豆の華、真ん中で咲くのが両性花。
庭のガクアジサイです。
ヤマアジサイの清澄。真ん中で咲く両性花。
ミューズファクトリー ドラゴンアイ。ピンクの装飾花とブルーの両性花。
コンペイトウ。
マクラタ。
種をつけない装飾花の両性花
庭のガクアジサイです。装飾花の真ん中で咲いています、
両性花が咲く頃になると、花びらはくたびれてきています。


ヤマアジサイの清澄。装飾花の両性花はほとんど見えません。咲き進むと装飾花はうなだれてきます。
あとがき
装飾花は華やかな色や形で虫たちを集めるようです。そして、両性花が咲いてくると、まわりにある装飾花はうなだれてきます。これは、種が飛びやすくするためとされています。