光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

ニセモノの花を作る梅の戦略

おはようございます♪ 今日は桃の節句、曇っていますが、晴れてきそうです。

 

写真は、色んな種類の梅の花。実は梅には本物とニセモノの花があります。

 

なぜニセモノの花をつけるのか。

 

ニセモノの花には、めしべがなく、実をつけません。できるだけ低コストで花を増やしてにぎやかにし、虫や鳥を集めようという戦略です。

 

そしてもう一つの戦略は、すべての花で実をつけず、一つ一つの実が大きくなるようにしているのです。

大きくておいしい実をイノシシなどに食べてもらい、できるだけ遠くに種を運ぼうというわけです。

 

梅の花を見る機会があれば、ニセモノの花を探してみてください。

 

本物の花とニセモノの花

おしべがたくさんあってわかりにくいですが、本物の花には中央にめしべがあり、ニセモノの花にはめしべがないか縮小しています。

 

月影

左は本物の花。右はニセモノの花。中央にめしべが見あたりません。

 

 

紅加賀

左は本物、右はニセモノの花。

 

 

白難波

左は本物、右はニセモノの花。ニセモノはめしべが縮小したように見えますね。

 

 

 

未開紅

左が本物、右はニセモノの花。

 

 

白牡丹

左は本物、右はニセモノの花。本物の花にはめしべが3つも。ニセモノはめしべが縮小したようです。