光と風と薔薇と

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今日は「建国記念日」ではなくて「建国記念の日」

こんばんは♪ いい天気の日でしたね。

 

ラジオで言ってましたが、今日は「建国記念日」ではなくて「建国記念の日」だそうで。

 

「の」の違いだけなんですが、さてさてどんな違いがあるのでしょう。

 

 

日本は「世界最古の国」:古すぎて不明確な「建国の日」

ギネスにも載っている最古の国

神話の話では、日本の建国された年は紀元前660年とされており、その後侵略されたりして王朝が滅びるようなこともなく、現存する世界最古の国としてギネスブックにも載っているそうです。

また、現在の天皇は126代目で、王家としては世界最長とされています。

今から、2680年も前で、神話に頼らなければならないほど大昔の話ですね。

 

古すぎて建国の日がはっきりしない

世界の多くの国の建国記念日は、独立した日などを記念日としています。建国記念日より、独立記念日、解放記念日とする国が多いですね。

 

 

建国記念日の例としては、

 

アメリカ合衆国 :7月4日(独立記念日)、 1776年大陸会議でアメリカ独立宣言に署名がされた日

中華人民共和国 :10月1日(国慶節)、 1949年、毛沢東が天安門で、新中国の建国宣言をした日

イギリス:制定されていない

 

しかし、日本という国は古すぎて、実際に建国された日が明確ではないのです。

 

「建国の日」ではなくて、「建国を祝う日」として制定

現在の「建国記念の日」は、1966年(昭和41年)に国民の祝日となり、翌年から適用されました。

 

「建国をしのび、国を愛する心を養う」ことを趣旨としており、建国という事実に基づいての「記念日」ではなく「記念の日」となったのです。お役人らしい言葉の使い方ですね(笑)。

 

ちなみに、2月11日は、日本神話に登場する人物で、古事記や日本書紀で初代天皇とされる神武天皇の即位日(旧暦の紀元前660年1月1日 )を、明治期に新暦に換算した日です。

1873年(明治6年)に定められ、1948年(昭和23年)に廃止されたかつての紀元節と同じ日です。

 

簡単にできるまとめ記事ですが

歴史にうとい私でも、ネットの情報をつなぎ合わせるだけで、この程度ならまとめることができます。

ただし、もっともらしいサイトがあると、なんの疑いもなくその情報が拡散していくのがネット時代の弱点のひとつ。

 

ギネスの話は本当としても、神話を根拠とする古事記や日本書紀の記述は、議論のあるところでしょう。神武天皇らの初期の天皇が実際に実在したのか、疑問も呈されています。

 

 

写真は、今日頂いたモンブラン。写真と記事は関係ありません(笑)。

 

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