光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

残り2日の小磯良平展:森記念秋水美術館

おはようございます♪ 今日の最高気温は33℃の予想。。。真夏は何℃になるんでしょうね。

先日、森記念秋水美術館へ行ってきました。何度も無料チケットをもらってましたが、来たのは今回が初めて(笑)。

26日(日)まで、所蔵品展「備前力」と小磯良平展やっています。残り2日です♪ このあと休館し、6/8からは、野口哲哉展が予定されています

 

森記念秋水美術館

医薬品製造会社、リードケミカル(株)の創立者で、先日亡くなられた森 政雄氏が収集した刀剣などの美術品を所蔵・公開する美術館。2016年6月にオープンしました。全国有数の作品を誇る日本刀だけでなく、多数の絵画や陶芸、書などを所蔵しています。ちなみに「秋水(しゅうすい)」とは、曇りの無い研ぎ澄まされた日本刀を意味しています。

 

入り口左側(この中がCafe)と館内の庭。右奥にもギャラリーがあります。

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ロビーにある甲冑。

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所蔵品展「備前力」

2F鑑賞室は、写真撮影がOKでした。ただし、フラッシュは禁止です。暗いので、手持ちでは刀面にしっかりピントを合わせるのは難しいですけどね。

展示室全体は下のような感じ。左右にスポットライトを浴びた刀剣類が展示されています。「何でも鑑定団」ではないのですが、鑑定額の表示がないと、その価値がわかない私です(笑)。ちなみに、聞いた話では、刀一本で家一軒が建つというのですが、値のつけられないのがあるのかもしれませんね。

 

手前は拵(こしらえ)。鞘など、刀を入れる部分の総称ですね。

朱漆刻文蒔絵鞘・合口脇差拵(しゅうるしきざみせりもんまきえざや・あいくちわきざしこしらえ)と表示されていました。字を探すだけでもややこしい(笑)。蒔絵が美しいですね。

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下の太刀は重要文化財で、鎌倉時代前期、一 助成「造」(いちすけなりつくる)。下にある拵は、黒蝋色塗三つ巴紋算螺鈿鞘糸巻太刀拵(くろろいろぬりみつともえもんちらしらでんさやいとまきたちこしらえ)。

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江戸の武士の趣味なんでしょう、刀剣にまつわる凝った小物も展示されています。

下の上は、刀身が鞘から抜けないようにした目貫(めぬき)。後に飾りに。

真ん中は小柄(こづか)とその先の刃が小刀。普段は刀の鞘の部分に入れていました。解説の方によると、武器としての威力はなく、巻いた手紙の開封などのペーパーナイフとして使ったとのことでした。

下は髪などを整える笄(こうがい)。

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刀剣のグリップにあたる柄巻(つかまき)。上の目貫が使われています。

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最初にでてきた拵の中央にある細長い部分が、小柄をさす部分。

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小磯良平展

3F・鑑賞室で、ここは撮影禁止です。油絵6点、版画5点、素描7点、小説挿絵(下絵)3点、合計21点が展示されていました。

パンフの絵は1954年制作の「麦刈り」。

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森記念秋水美術館 10時~18時(入場は17時半まで)。駐車場は28台。