光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

しなやかで優雅な女踊り:おわら風の盆_2024(4)

おわら風の盆、4回目の写真は、鏡町のおたや階段前での女踊りです。

 

かつて花街として賑わった場所だそうで、女踊りには芸妓踊りの名残りがあるそうです。

 

人気のスポットで、階段などの観客は入れ替わるように配慮されています。

 

鏡町の女踊り

3回目の演舞は、地方衆が左側に来ていました。

 

 

かわいい所作。

 

 

しなやかで優雅です。

 

 

指さしています。

 

 

あとがき

夏の河原で蛍取りに興じる姿を表したという女踊り、しなやかですね。最後の写真は、指先にとまるイメージでしょうか。

 

 

 

力強い男踊り:おわら風の盆_2024(3)

おはようございます♪ 今日はおわらの最終日、晴れそうですね。

 

おわら風の盆、3回目の写真は、鏡町のおたや階段前での男踊りです。

 

男踊りはカカシ踊りとも言われ、その振付には農作業の所作を取り入れているそうです。

 

ここは人気のスポットでいつも大混雑、なので階段などの観客は入れ替わるように配慮されています。

 

3回目の演舞でなんとか前の方で撮ることができました。今回は、地方衆が左側に来ていました。

 

 

鏡町の男踊り

階段に座る多くの観客を前に踊ります。

 

 

力強い踊り、緩急をつけて時々地面を踏みしめます。ビシッと決まると気持ちいいですね。

 

 

手先にピントを合わせたいのですが。。。

 

 

あとがき

前の方で立っている人がいたので注意したら、公式カメラマンだとのこと。その後も、そのあたりを知らない後ろの観客から罵声を浴びていましたが、腕章するなりゼッケンを付けるなりしたほうがいいと思いますね。

まあ、ともかく、公式だとしても、後ろの人に配慮してもらいたいものです。

 

 

聞名寺のおわら:おわら風の盆_2024(2)

続けておわら風の盆、今町にある聞名寺(もんみょうじ)から。

 

ここは高い位置にある本堂で踊っていたので、たくさんの観光客越しになんとか撮れました。

 

なお、ここの踊り手は、越中八尾おわら保存会ではなく、越中八尾おわら道場がらみの人たちです。八尾町以外の人も参加できて、年齢制限はありません。

 

男性の背中には、紋の代わりに「浄心」(みほとけ様のこころ)の文字が見えます。

 

聞名寺の周りにはたくさんの屋台が出ていて、親子連れなどに人気でした。たこ焼きには行列も♪

 

聞名寺のおわら

紫の着物が明かりに映えます。

 

 

男女が2重になっています。

 

 

背中には、「浄心」の文字が見えます。

 

 

踊り終了後の挨拶。衣裳にあるように、踊っているのは、「聞名寺 風の盆講中」の方々です。「講中」とは信仰を共にする仲間のことです。

 

あとがき

越中八尾おわら保存会と越中八尾おわら道場については、以下で紹介されています。保存会が八尾出身でなければ参加できないのに対し、道場は県外でも参加できます。

 

 民俗芸能における真正性と伝承方法に対する一考察 

 田 邊  元、現代民俗学研究、第6 号(2014 年3 月) 

 

 

また、風の盆|浄土真宗本願寺派 桐野山聞名寺では、おわらの「風の盆」を「風封じ」や「豊作祈願」と説明するのは、正しい解釈ではないとあります。