光と風と薔薇と

移りゆく季節をなにげなく表現するブログ

梅雨空が続く7月の庭から

こんばんは♪ 梅雨空が続きますね。今年は、記録的かもしれません。

 

庭に水まきをしなくていいで助かりますが、日照時間が少なくて、花たちは少し寂しそうですね。

 

そんな7月の庭から。何日分かありますので、もう枯れている花もあります(笑)。

 

 植えた覚えのないところで、ようやく満開のクレマチス、アラーナ。

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暑くない夏の、暑さに強いエキナセア。サンダウン(左)と、まだ花びらが垂れていないグアバアイス。

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渋い色になってきたハイドランジアの「小町」。よく見ると、装飾花から小さな花が伸びています。

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ホスタに花が咲いてきました。葉っぱは微妙に違いますが、花は似てますね。左は、リトルオーロラで、右はゴールデンティアラ。

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増えすぎて、我が家では駆除対象のヒメヒオウギズイセン。花はそれなりに美しい。

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長く咲き続けるダリア・ドーバー。

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まだ上まで届いていないホリーホック(タチアオイ)、チェストナットブラウン(左)とチャターズピンク。

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こぼれ種で増える、セントランサス コッキネウス。

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ランチはバイ飯:魚津丸食堂

おはようございます♪ 今年は、去年と違って、猛暑の夏ではないですね。梅雨明けにはまだかかりそうです。

 

今日の写真は、先日、ハーブ園とか東部方面を訪れた時のランチ、魚津丸食堂です♪ 今年2月にオープンした、魚津漁協直営のお店ですね。

 

魚津漁港のそばで、ランチのみの営業。昼過ぎに行ったのですが、おまかせ定食(税込み650円)とワンコインランチ(500円)は既に売り切れでした。。。

 

目の前が漁港だけに、当然ながら、魚は新鮮です。こちらは、「バイ飯定食」、1000円です。コリコリとした貝が美味しかったですね。

バイ貝(ツバイ)を使って炊き込んだもので、地元の漁師がまかないで作る「漁師飯」だそうです。

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こちらは、「フライ定食」、800円。本日のフライはトビウオとアジとサゴシ。ボリュームがあります。

漁師町なので、全体的に、味付けはちょっと塩分が多いかなと。私が塩分控えめに慣らされたせいがあるかもしれませんが(笑)。

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おしながき。定食(右)とサイドメニュー。ホットコーヒーは、税込みで 200円♪

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デザートは、黒蜜きなこアイス。さっぱりします♪

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青緑色のお店の外観。元は漁協の倉庫だったとか。入り口は右手奥で、2階に上がります。駐車場は道路を挟んで、漁協側(写真の左手)に6台分程あります。

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店内の様子。長いカウンターとテーブル席がかなり。漁港直営なので、もっと雑然としたお店かと思ったら、意外と落ち着いてました(笑)。

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カウンター席から見える素敵な海(笑)。

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魚津丸食堂

オープンは10:30~14:00です。日曜・祝日・市場休業日は休み。駐車場は道路を挟んで、漁協側に6台分程あります。

 

 

 

 

花を長く楽しむアジサイの芽かき

おはようございます♪ 今日も曇り空。梅雨明けはまだですね。

 

梅雨も末期になると、そろそろアジサイ(紫陽花)もおしまいです。そこで、今日は、アジサイの花の咲き方や剪定方法などについてまとめてみました。

 

毎年どんどん大きくなるので、適度な剪定で成長を抑えることが必要です。今回、花を長く楽しむ芽かきも紹介します。花を残すので、秋色紫陽花やドライフラワーとして楽しめます

 

なお、今回の例、種類や生育環境によって異なるので、あくまで参考程度にしてください♪

 

 

 
旧枝咲きと新枝咲き:2種類に大別されます
生育ステージ:花芽ができるのは10月頃
花の咲き方:花枝から:花の咲いた枝には秋に花芽ができます
アジサイは剪定してはいけない花:自由に伸ばすのが一番なのです
花を長く楽しむ芽かき:わき芽をピンチ♪
剪定又は芽かき時期:花後~9月中に
コンパクトにする剪定方法:強剪定ながら、花を楽しむには

 

 

八重のガクアジサイ、「城ヶ崎」。伊豆半島の城ヶ崎海岸で発見された自生種です。

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旧枝咲きと新枝咲き

どの枝に花が咲くのか(花芽のできる時期)によって、アジサイは次の2つに大別されます。

 

旧枝咲き:「2年枝に花がつく」といわれています。花が咲いていない新枝の場合、2年目の枝に秋に花芽をつけ、翌年伸びて花が咲きます。今年伸びた枝には花芽をつけません。 今年花が咲いた枝に、秋に花芽ができて翌年に花をつけます。アジサイやガクアジサイ、ヤマアジサイなどです。

 

新枝咲き:その年に伸びた新枝に、春に花芽ができて花が咲きます。ハイドランジア系のアナベルやエンドレスサマーなどです。

 

新枝咲きのエンドレスサマーの装飾花。真ん中で咲いているのが本来の「花」。

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生育ステージ

ここからは旧枝咲きのアジサイの話がメインになります。

最初に、生育ステージを示します。 旧枝咲きは、涼しくなってくる秋に、翌年の花芽をつけます。

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花芽分化を開始する生殖成長までが栄養成長です。葉や茎、根などの栄養器官が発達します。ある程度、栄養成長した株でないと、生殖成長に入れません。

 

花芽形成から、花が咲き、種子ができるまでが生殖成長です。暑い時期(25℃以上)は、花芽分化が抑制されていますが、秋になって気温が18℃以下に低下すると、花芽分化が誘導されます。花芽分化とは、わき芽が花をつける芽(花芽)に変化することです。分化しない場合、葉や茎になる芽(葉芽)になります。花芽分化は、同じ株では節が多くて長い枝ほど、太い茎ほど早い傾向です。ガク、花弁の順に花芽形成されます。

 

その後、休眠します。この時期は適温になっても生育しません。寒い時期は生育停滞期で、低温により成長が停滞しますが、適温に加温すれば生育します。この時期、葉が枯れてなくなります。春になり、暖かくなると成長し、花芽が伸びて(茎葉成長・花芽発達)、開花します。

 

参考:検鏡によるアジサイの促成栽培における品質向上(pdf、愛知県東三河農林水産事務所)

 

 

花の咲き方:花枝から

旧枝系のアジサイは、一度花が咲くと、秋にその下に花芽ができて、翌年には伸びて花が咲きます。下図は剪定しない場合の例です。1本の花だけを示していますが、通常、複数節から咲きます。

 

秋:花が咲いた枝の節(葉の付け根)の2~3節ほど下に花芽をつけます。一番上の節にはつきません。花芽に分化せず葉芽となる場合もあります。

翌年の夏:花芽が伸びてその枝先に花をつけます。通常、複数節から咲きます。

 

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ちなみに、アジサイの葉のつき方、単なる対生のイラストで紹介しているサイトがほとんどですが、下の写真のように、十字対生です。2枚の葉がペア(対生)で、上下の節で約90度ずれて(十字)ついています。

なので、複数の節から花芽が立ち上がると、平面ではなく立体的に花が咲き、株全体としてこんもりとボリューム感が出てきます。

 

葉っぱに斑が入ったガクアジサイ・マクラタ。昨年の花後の剪定位置から、花芽が2本でて咲いています。下の方からはあまり芽がでていませんね。

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アジサイは剪定してはいけない花

サツキなどは、ある程度刈り込んでも、毎年花を楽しめます。しかし、アジサイの場合は、ちょっと異なります。

 

先に紹介したように、花芽ができる時期や位置が決まっているので、剪定時期を間違えたり、強剪定で短く刈り込むと、翌年は花が咲かないことになります。

 

アジサイは、本来、剪定してはいけない花なのでしょう。剪定すると花は小さめになりますし。生育旺盛なので、自由にのびのびと育てるほど、大きくて美しい花を咲かせます。

 

花を長く楽しむ芽かき

とはいっても、適度な剪定で、ある程度は成長を抑制することができます。

アジサイの花芽、種類にもよりますが、たいては、来年には花の2~3節相当分、つまり、剪定しても、翌年には最初の花の高さを超えてぐんぐん伸びます。これを繰り返すと、アジサイは毎年大きくなってしまいます。

なので、剪定とはいっても、大きくなりすぎるのを抑えるだけで、前年より小さくすることは難しそうです。

剪定方法の中でも、花をできるだけ長く楽しむ方法を紹介します。

 

通常の剪定方法

花が咲いた枝の節の2~3節ほど下に花芽をつけるので、その上の位置で剪定します。1節目には芽がつきません。

2節か3節かは、大きいわき芽のほうが、大きな花が咲きます。よりコンパクトにしたい場合は、4節にします。

剪定しないと、2節、3節が花芽になり、4節目は葉芽になる可能性が高いですね。

 

花を長く楽しむ芽かき

通常の方法だと、花を剪定してしまいます。秋の秋色紫陽花になるまで花を残しながら、剪定する方法は次のように、花の下についているわき芽を摘む、芽かきをすることです。これより、花の下で剪定したのと同じことになり、長く花を楽しみながら、来年の花芽は下の方からでてきます。

ただし、花を残しているので、花芽の成長が遅れたり、数が少なくなる場合もあります。花の一部を残すのがいいのかもしれません。

 

最終的に剪定:花を楽しんだ後に剪定します。剪定を忘れても、花芽は出ません。

芽かき:最終的に剪定する位置までのわき芽を摘みます。

 

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剪定又は芽かき時期

先に紹介したように、アジサイの花芽は9月に分化し、10月には形成されます。花後すぐか、遅くとも花芽分化の始まる9月中旬までがオススメでしょう。

 

早めの剪定又は芽かき

花がらを早めに切り取っておくと種子形成などに養分を使うこともなく、また早めの芽かきで、余分な花芽形成に体力を使うこともなくなります。

ただし、あまり早く切りすぎたり芽を摘むと、気温が高いので、下の方のわき芽が葉芽となる場合があります。その場合、葉芽の下でもう一度切ります。

 

遅めの剪定又は芽かき

逆に、遅い時期の剪定又は芽かきだと、花芽を切り取ってしまうので注意が必要です。花芽は上の方にできて、下のわき芽は葉芽の場合があるからです。休眠期に入ると、もはや花芽はできません。

慣れた人だと、冬に丸く膨らんだ花芽を確認してから剪定することも可能です。

 

新枝咲きのアナベル(下)。春になってから花芽ができるので、冬に強剪定できます。

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コンパクトにする剪定方法

花の2~4節の下での剪定だと、どんどん大きくなってしまいます。コンパクトに育てるには、大胆な剪定が必要です。

この場合、半分の枝を強く切り詰めます。花芽のできない木質化した枝は根元から切ります。強剪定した枝では、翌年の花は咲きません。来年はもう半分を切り詰めます。数は減りますが、毎年交互に半分の花を楽しみながら、コンパクトなサイズを維持できます。